初恋愛-ハツレンアイ-
頭を抱え髪をグシャグシャとして「クソッ」と
声にならない声をあげ、床を拳で思い切り叩きつけた。

何やってんだ…俺

段々落ち着いてくるとともに、後悔の波が押し寄せ、胸が痛くて堪らなくなった。

雨の中飛び出して行った凛、傘も置いたままで、びしょ濡れになったに違いない。
無事帰れただろうか…

その時、凛からのメールを知らせる携帯の音が鳴った。
急いで携帯を開き、どんな事が書かれているのだろかと、緊張して生唾をゴクリと飲みながら見た。
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