私のこと。

中学生の私。

私は中学受験をしました。
なので小学校から同じ子は殆ど居なくて、新しく一から友達を作らなければいけませんでした。
私自身人に話しかけることは嫌いではなかったので割とすぐに馴染むことができました。
ここで最初に仲良くなったのは前の席の子でした。
前の席の彼の名前はききという名前でした。女性のような名前でしたが、背も高くてしっかりした男性でした。(顔は可愛らしかったですが)
輝くに季節の季で輝季。
その響きや彼の言動がとても可愛らしくて、
「輝季。」
と呼びかけるたびに私の名前を呼び返してくれる彼がお友達として大好きでした。
輝季と仲良くなってしばらくした時、学年でのスポーツ大会のようなクラス同士で競う行事がありました。
私はあまり体が強くなかったので、そのような運動をすることは控えるようにしていました。
見学していたとき、隣のクラスの男の子と同じクラスの友達が話しているのが目に入りました。
それに気づいた友達は私にこっちにおいで、と言うように手招きしてきたので、近寄ってすこしお話することにしました。それが、私と彼の出会いでした。
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