護衛騎士は聖女の教育係(男性不信)を一途に愛する
デミルの言葉に、フィオナもヴィアも困惑し、口を閉ざした。
「「申し訳ありません」」
「わかればいいんだ。とにかく、一番狙われるとすれば今度開かれる結婚のお披露目パーティーだろう」
国民に知らせるための国を上げての結婚祝いではなく、その前に開かれる王族や貴族を中心としたお披露目パーティーがある。デミルとリリアの結婚が確定している以上、そこでリリアが狙われる可能性が高い。
「騎士団で護衛を厳重にするようにします」
「頼むよ。限られた人間しか参加できないとはいえ、どこから不審者が紛れ込むかわからないからね」
そう言ってからデミルはリリアのそばに行き、リリアの両手を取る。
「リリア、不安だろうけれどヴィアたちが守ってくれる。俺も君のそばから絶対に離れない。だからどうか安心してほしい」
「デミル様……」
リリアは潤んだ瞳でデミルを見つめ、デミルはリリアの両手を力強く握った。
(お二人の幸せな未来のためにも、リリア様を全力でお守りしないと)
そう強く思いながら横にいるヴィアを見上げると、フィオナの視線に気がついたヴィアは真剣な顔でうなづく。ヴィアもフィオナと同じ気持ちなのだろう。
(ヴィアが護衛騎士で本当によかった)
「「申し訳ありません」」
「わかればいいんだ。とにかく、一番狙われるとすれば今度開かれる結婚のお披露目パーティーだろう」
国民に知らせるための国を上げての結婚祝いではなく、その前に開かれる王族や貴族を中心としたお披露目パーティーがある。デミルとリリアの結婚が確定している以上、そこでリリアが狙われる可能性が高い。
「騎士団で護衛を厳重にするようにします」
「頼むよ。限られた人間しか参加できないとはいえ、どこから不審者が紛れ込むかわからないからね」
そう言ってからデミルはリリアのそばに行き、リリアの両手を取る。
「リリア、不安だろうけれどヴィアたちが守ってくれる。俺も君のそばから絶対に離れない。だからどうか安心してほしい」
「デミル様……」
リリアは潤んだ瞳でデミルを見つめ、デミルはリリアの両手を力強く握った。
(お二人の幸せな未来のためにも、リリア様を全力でお守りしないと)
そう強く思いながら横にいるヴィアを見上げると、フィオナの視線に気がついたヴィアは真剣な顔でうなづく。ヴィアもフィオナと同じ気持ちなのだろう。
(ヴィアが護衛騎士で本当によかった)