青いベンチ
「実は俺玲菜に相談してたんだ。りおの事。」

そういうことか…。玲菜なら相談しやすいしな。じゃあ祭の時…?

「そうだったんだ。だから祭の時…」

「ジュースの時はたまたまだったんだ。りおと俺をくっつけたのは玲菜の力だっ
たんだ。」

玲菜スゲー。ってか俺なんの為に言ったんだろう。恥ずかしい…

「そうか…なんかさ俺達カミングアウトの時間になったな。」

「俺達頑張ろうぜ!」

「薫はいいだろ。りおは彼氏いないし。」

「そんなことねーよ。りおは克巳の事忘れられないんだってさ、マジ傷ついた。


「玲菜なんか雄太がいるし。」

「もう少しで7ヶ月だしな。」

「矢田、加藤!何してんだ。速くこっちこい!」

ヤベー。忘れてた。

「薫!行くか!」

「おう!」

そう言って走った俺達。

薫にはもうわかってるはずだけど、体育祭頑張って見せ付けてやろうぜ!

俺らの想い人に。な?薫
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