青いベンチ

「薫、頑張ろうぜ。」

「おう。」

俺達は燃えた。体育祭とかで燃えるってなんかいいなと思った。

「でもあと１人だよな…。」

「矢田先輩！」

そうきたのは、

「健二じゃん。」

同じバスケ部の後輩。

ん？健二は俺と背丈が同じくらい。

「決まり！」

俊とはもった。俊も同じこと考えていたらしい。

「健二、俺らとやろうぜ騎馬戦！」

「いいですよ！」

「じゃあ決まりだな薫！ちなみに俺、加藤俊。」

「よろしくお願いします。」

俺らはすぐ決まったからしゃべることにした。

「でも、矢田先輩が燃えているとこ部活以外始めてみました。どうしたんですか
？」

「ちょっとな…。」

「好きな人とかですか？」

「何を言ってるんだ、健二。なあ、俊？」

「ホントだよ。もう」

と、いうけど

「嘘下手ですね。目が泳いでます。」

「健二はいないわけ？」

「いますよ…」

「誰々？？」

「あの子です…左側の。」

健二はちょうど女子達の集団を指差した。

「あの子卓球部じゃん。」

「たしかそうですよ。加藤先輩って…」

「ああ俺、卓球部！」

「まあ、健二頑張れよ。」

「先輩達はどの人ですか？」

健二がキョロキョロして見る。