色のない世界でただ君を見つめていたかった

雪の日の早朝に…



俺は校則が緩い高校に通う平凡な高校1年生。



将来のことがわからなくなっていた俺は進路希望調査票を前に逃げるように家からでた



降り出したみぞれは洋服や肌に溶け込んでいく




足音や吐息すらも響きそうな朝焼けの中



行くあてもなくただ歩き続けている自分に



「なにがしたいんだろう」




とわざと口に出して問う

しかしいざ口に出した声は情けなく掠れ朝焼けに溶け込んでいった




やっぱり日曜の朝に早く起きてもいいことないなと思いながら仕方なく歩き進める

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