色のない世界でただ君を見つめていたかった

「じゃあ次はいおりの番ね?」



「え?なんのこと」



「いおりが元気ないの知ってんだから幼馴染の目は誤魔化せないよ」といい軽く睨まれた



「え、俺元気だよ?」



「退院してからなんか様子違うけど?」



「あー、それはほら、いつも体動かしてんのにいきなり三日間も体動かせなくなったから調子狂ってるんだよ」



「ふーん?」



とどこか納得できなさそうな顔をしたがあまり深掘りしてこなかった。さならしい




「また放課後」





と言いさなと別れたが、その後教室に戻る気になれなくて屋上に残った。
チャイムがなり、午後の授業が始まろうとしていた






午後はサボるか。
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