色のない世界でただ君を見つめていたかった

「いーおりくーん」





と、かずのでかい声が聞こえてくる

振り返るとかずとゆうがこっちにくるのが見えた。



「いおが午後の授業サボるなんてなんかあった?」



さすが幼馴染、言うことが一緒だ。



「いや、ちょっと眠くて寝てただけだけど」



「え、そんな理由でサボるやつじゃなかったよな」



さすがゆう、鋭いな



「そんな理由でサボるやつだったよ?てか2人とも今日の放課後空いてるよな?ちょっと5人で行きたいとこあんだけど」



「おー、俺たちは空いてるぞー」




さなと森田さんが驚いた顔でこっちをみていたが笑顔を向けて強引に丸め込んだ。
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