色のない世界でただ君を見つめていたかった

作戦

「……てなことで、題してさなの将来の夢の第一歩大作戦〜」



「なるほどなー、てかさな花屋になりたいの変わってないんだな〜」



「すごいよね、一つの夢貫くの、私尊敬する」



「そんなすごいもんじゃないよ」



と言いながら嬉しそうな顔をするさな



「そー言えばさ、さなはなんで花屋になりたいの〜?」

と森田さんが言う



「それはねぇ、もう死んじゃったお父さんに言ったんだ。花屋さんになりたいって
たしかそのときいおりもいたよね?」



「うん。俺もいた」



「そしたらお父さんがきっと良い花屋さんになれるよって言ってくれてさ、お父さんに花屋さんになったよってまた会った時に言いたくて」



「なにそれめちゃくちゃいい…」



「うわ、そゆことだったんか」



「もうこれはなるしかないね!花屋さん!!」



「よっしゃ、じゃあまずはさ、、…」

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