色のない世界でただ君を見つめていたかった

再び


目を覚ますと白い天井が視界に入ってきた






「…っいお!」






「ゆう、ありがとな」





「本当に焦ったんだからな、死ぬのかと思ったわ…」






「流石にまだ死ねないよ」




ガラッ



「衣織!大丈夫!?」

母さんが入ってきた






「大丈夫、今はもう何ともないよ」







「よかった、、。
裕翔くん本当にごめんね、そしてありがとう
もー、裕翔くんに感謝しなさいよあなたが倒れた後すぐ救急車呼んで私にまで連絡くれたんだから」







「え、まじかありがとな」







「こちらこそー」







「てか、今何時、、?」






「夜の11時よ。裕翔くん、もう遅いから帰っていいよ?」





「そうですね…いおが目覚ましたんで帰ろうかなと思います
じゃ、いおあとで連絡する」






「ゆうありがとな」







ガラッ



ゆうが帰って行った








「裕翔くん衣織が起きるまでそばにいますって言ってずっとそばにいてくれたのよ」






「そうだったんだ…」





「私家に泉1人で置いてきちゃったから一旦帰らなきゃ、また明日の朝来るわね」






「うん、母さんありがとう」
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