色のない世界でただ君を見つめていたかった
「ごめんな、」
今の俺にはそれしか言う言葉がなかった。________
さなも森田さんも俯いたまま動かなかった。
すると今まで黙って見ていたゆうが話し始めた
「確かにずっとこのこと黙ってたって知ったら傷つくけどさ、これ以上責めても時間の無駄じゃね
余命二ヶ月って言う事実は変わんないんだし、これからだってたくさん思い出作れるだろ」
「俺かず連れ戻してくるわ」
「まって私も行く」
と言って森田さんとかずは出ていき、さなと二人きりになった。