悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
 そして私のそんな抵抗などものともせず、すぼめられた舌先が蜜口を這い、すぐ上にある愛芽を弾いた。

「あ、あぁ……ッ!?」

 ちゅぷちゅぷと淫靡な音を響かせながら舌での愛撫が繰り返される。
 左手は相変わらず今も私の脹脛を掴んでいるが、いつの間にか右手は蜜口へと触れ彼の指が蜜壺へと挿入された。

 つぷりとナカへ指が埋められた感覚にゾクリとし、痺れにも似た快感が私を襲う。
 指と舌で苦しいほどの快感を覚えさせられ、私の口からはもう言葉にはなっていない言葉だけが溢れていた。

“こんな、私ばっかり……!”

 弾けそうなまでの快感が私の奥へ蓄積する。
 ナカを彼の指が激しく抽挿し、指の腹でぐりゅっと強く擦られた時、その快感が爆ぜるように一気に弾け視界にチカチカと星が散った。

「あ、あぁあ……ッ!」

 だらんと体から力が抜け、ベッドへと四肢が投げ出される。
 荒い呼吸を繰り返しながら視線だけで彼の方を見ると、どこか嬉しそうに口角が上がっていることに気がついた。

“ルミール様は、まだ何も気持ちよくなってないのに”

 彼がしたのは私への一方的なご奉仕だ。
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