悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
 もちろんその先には彼のモノを挿入するという目的があるのだが、満足そうな彼を見ると今一線を越える気はないのだろう。

“すればいいのに”

 今ならば簡単に挿入出来る。
 このまま私の足を開き、自身の猛りを押し進めればいいだけだ。
 私の体からは力が抜けていて、先の愛撫により秘部の潤みだって十分なはず。

 もちろん破瓜の痛みはあるだろうが、それだって初めてであれば当然あって然るべきもの。
 それに私が娼婦である以上いつかはこの純潔を必ず散らすだろう。

“だったら、私は彼がいい”
 
 それに元々私は彼に純潔を捧げる為に買われたのだから。

「……挿入、していいんですよ」

 六番目になる貴族の花嫁は、きっとこんなことはしないのだろうけれど。

“でも、何より今私が欲しいと思ってる”

 力が抜けていた両足を開き、僅かに膝を立てて曲げる。
 蜜壺が彼に見えるように自らの両手で開き挿入を促すと、彼の視線が私の秘部へと注がれた。

 彼のモノを欲し蜜が臀部まで滴っている。

「愛撫も十分です。だから……」
「ここでは、しない」
「え……」

“な、なんで? 私何かしちゃった?”
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