悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
若くして公爵を継ぎ、そして悪徳なんて呼ばれながら今まで駆け抜けてきたからこそ、夜遅くまで仕事をしている日が多かったのだ。
「大丈夫なのかしら」
彼が仕事を疎かにしているとは思えないので、ノースィルまで毎日通いながら政務もこなしているということだろう。
自ら前戦に立つこともあるし公爵家の騎士たちに交じって訓練をしていたことから体力には自信があるのだろう。
そして毎夜連戦だ。
“私は昼間のんびり寝れるから大丈夫だけど”
だが、流石にこうも連続だと心配だった。
今日ももし来たら、体調を崩していないか聞いてみよう。なんて考えた夜、私の元へ来たルミール様の顔色は案の定よくない。
「か、顔色が悪いですが!」
「なに? 顔が悪い?」
「空耳まで発揮してますよ!? 疲れすぎです!」
唖然としている私とは対照に何でもない顔をしたルミール様は今日も新しい花を持ってきてくれたらしく今度は青色の花を彼自らが活けていた。
「ただ少し寝てないだけで体力には問題ない」
「体力? 体調じゃなくてですか……って、まさかこの五日間寝てないとかないですよね!?」
「大丈夫なのかしら」
彼が仕事を疎かにしているとは思えないので、ノースィルまで毎日通いながら政務もこなしているということだろう。
自ら前戦に立つこともあるし公爵家の騎士たちに交じって訓練をしていたことから体力には自信があるのだろう。
そして毎夜連戦だ。
“私は昼間のんびり寝れるから大丈夫だけど”
だが、流石にこうも連続だと心配だった。
今日ももし来たら、体調を崩していないか聞いてみよう。なんて考えた夜、私の元へ来たルミール様の顔色は案の定よくない。
「か、顔色が悪いですが!」
「なに? 顔が悪い?」
「空耳まで発揮してますよ!? 疲れすぎです!」
唖然としている私とは対照に何でもない顔をしたルミール様は今日も新しい花を持ってきてくれたらしく今度は青色の花を彼自らが活けていた。
「ただ少し寝てないだけで体力には問題ない」
「体力? 体調じゃなくてですか……って、まさかこの五日間寝てないとかないですよね!?」