悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
7.実践して、実践されて
「最初は抱き締めるところからだったな」
そう口にしてそっと肩を抱き寄せられる。
彼の胸元に顔を埋めると、がっしりとした体躯に包まれ落ち着かないのに安心感があった。
“前回言ったことを覚えてくださっているのね”
まるで初日を振り返るようにぎゅうっと抱き締められ、思わずほうっと息を吐く。
前回の通りならばこの後は胸への愛撫を教えたのだが。
「耳、か……」
「!」
甘く掠れた声色が私の鼓膜をくすぐりドキリとした。
「サシャが書いてくれた指南書には耳へ舌を入れるとあったが、どういった効果があるんだ?」
「そ、れは」
「あぁ、いい。実践で試させて貰おう」
そう告げた彼の唇が耳朶を食み、そしてくちゅりと舌が耳穴へと入れられる。
ちゅぷちゅぷと淫靡な水音が直接響き、ゾクリとした。
「ん、あ……っ」
「ふむ、確かに気持ち良さそうだな」
「ひゃっ」
私の反応を確かめながら緩急つけて耳が舐められる。
たまに歯を立てて耳が甘噛みされたり、浅いところや奥の方を彼の舌が蠢くとその度にゾクゾクとした快感が私を襲った。
“こんな感覚だったなんて!”
そう口にしてそっと肩を抱き寄せられる。
彼の胸元に顔を埋めると、がっしりとした体躯に包まれ落ち着かないのに安心感があった。
“前回言ったことを覚えてくださっているのね”
まるで初日を振り返るようにぎゅうっと抱き締められ、思わずほうっと息を吐く。
前回の通りならばこの後は胸への愛撫を教えたのだが。
「耳、か……」
「!」
甘く掠れた声色が私の鼓膜をくすぐりドキリとした。
「サシャが書いてくれた指南書には耳へ舌を入れるとあったが、どういった効果があるんだ?」
「そ、れは」
「あぁ、いい。実践で試させて貰おう」
そう告げた彼の唇が耳朶を食み、そしてくちゅりと舌が耳穴へと入れられる。
ちゅぷちゅぷと淫靡な水音が直接響き、ゾクリとした。
「ん、あ……っ」
「ふむ、確かに気持ち良さそうだな」
「ひゃっ」
私の反応を確かめながら緩急つけて耳が舐められる。
たまに歯を立てて耳が甘噛みされたり、浅いところや奥の方を彼の舌が蠢くとその度にゾクゾクとした快感が私を襲った。
“こんな感覚だったなんて!”