悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
「期間は無期限でお願いします」
「む、無期限っ!?」
「こら、サシャ!」
女将に叱られ慌てて口を閉じるが、ぶわっと私の額から噴き出した冷や汗が止まらない。
“無期限って、嘘でしょ?”
一夜だけ派遣されるのかと思いきや明確な期限がないということに唖然とする。
だが他にも私と同じように連れられる娼婦が沢山いると考えれば、明確な期限が明示されないのも仕方がないかもしれない。
“私がすぐに選ばれるとも限らないものね”
必要な時に必要なだけ買えばいいとも思うが、娼婦で処女という条件は確かになかなか厳しいものがあり、相手がまだ処女のうちに買っておかないといけないのも理解できたので私はそれ以上口を開かなかった。
「どんな夜だったか教えてね」
「きっと上手いわよ、ある意味処女のプロなんだもの」
「お土産って貰えるのかしら?」
「もうっ! 私は観光に行くんじゃないんだからね!」
適当なことを言うお姉様たちに苦笑する。
なんでも持って行っていいとは言われたが、服などの生活に必要なものは全て支給すると言って貰えたしどうせ処女じゃなくなれば返されるのだ。
「む、無期限っ!?」
「こら、サシャ!」
女将に叱られ慌てて口を閉じるが、ぶわっと私の額から噴き出した冷や汗が止まらない。
“無期限って、嘘でしょ?”
一夜だけ派遣されるのかと思いきや明確な期限がないということに唖然とする。
だが他にも私と同じように連れられる娼婦が沢山いると考えれば、明確な期限が明示されないのも仕方がないかもしれない。
“私がすぐに選ばれるとも限らないものね”
必要な時に必要なだけ買えばいいとも思うが、娼婦で処女という条件は確かになかなか厳しいものがあり、相手がまだ処女のうちに買っておかないといけないのも理解できたので私はそれ以上口を開かなかった。
「どんな夜だったか教えてね」
「きっと上手いわよ、ある意味処女のプロなんだもの」
「お土産って貰えるのかしら?」
「もうっ! 私は観光に行くんじゃないんだからね!」
適当なことを言うお姉様たちに苦笑する。
なんでも持って行っていいとは言われたが、服などの生活に必要なものは全て支給すると言って貰えたしどうせ処女じゃなくなれば返されるのだ。