悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
「なっ! お、俺は漏らしてなど」
「あら、漏らしてもいいんですよ? 想像してください。我慢して耐えたその快感から解放されたくないですか? 全て吐き出しちゃっていいんですよ。ね、どこに出したい……?」

 にこりと微笑みながら小首を傾げそう問うと、じわじわと彼の顔が真っ赤に染まる。

“確かお姉様たちはお口でもしていたわね”

 当然したことのないお口でのご奉仕。
 そしてそれらを初夜でする令嬢がいるのか問題。

“いない、気がするわね”

 ならば慣れないことはしない方がいい。
 そう、思っているのだが――

「……お口で、シてあげますね」

 私はもう既に張り詰め、先走りに濡れた夜着を寛げ、そっと脱がす。
 ぶるんと勢いよく飛び出たソレは、壁越しに何度も見たはずの他の誰かのモノよりも凶悪で、先日彼のモノをはじめて見た時よりもずっしりと大きく見えた。

“こ、こんなに大きいの!?”

 服越しではわからなかったその形状。
 はじめて触れるそこは少ししっとりとしていて、それでいて固いのに弾力があった。

「これが、ナカに挿入るのね」
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