悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
「隣の領地が不正な税金をかけて俺の領民にも被害が出ていたからな。その抗議に行った時に相手の領主の婚約者が俺に一目惚れしたと押しかけてきて」
“隣の領地に攻め込んだ話と婚約者を奪った話って同じ件だったのね”
しかも彼の話ぶりから察するに突然武力で押し入ったのではなく話し合いから始まっているようだ。
つくづく噂とはあてにならない。
「その時はまだ公爵領を守るのに精一杯で俺には婚約者がいなかったからな。だったらもう結婚してしまおうかと思って」
「あ、まさか婚約期間なしで婚姻に……?」
「そして初夜でやらかし、領地に押しかけてきた彼女はそのままとんぼ返りしていった」
「あぁ……」
“確かにそのスピード感ならデートも口付けも機会はないかも”
何故なら彼はベッドに上がった瞬間即尺だから。
「理由はわかりました。任せてください、公爵様の閨係として、私が口付けを伝授いたします!」
“隣の領地に攻め込んだ話と婚約者を奪った話って同じ件だったのね”
しかも彼の話ぶりから察するに突然武力で押し入ったのではなく話し合いから始まっているようだ。
つくづく噂とはあてにならない。
「その時はまだ公爵領を守るのに精一杯で俺には婚約者がいなかったからな。だったらもう結婚してしまおうかと思って」
「あ、まさか婚約期間なしで婚姻に……?」
「そして初夜でやらかし、領地に押しかけてきた彼女はそのままとんぼ返りしていった」
「あぁ……」
“確かにそのスピード感ならデートも口付けも機会はないかも”
何故なら彼はベッドに上がった瞬間即尺だから。
「理由はわかりました。任せてください、公爵様の閨係として、私が口付けを伝授いたします!」