えぇっ、殿下、本気だったんですか!?~落ちこぼ令嬢は王太子の溺愛を肉壁だと思い込んでいる~
 慌てて謝罪を口にする私の言葉を塞ぐように柔らかいものが唇に重なる。

 そのまま再びぼすんとベッドに組み敷かれた私がうっすらと瞳を開くと、ジルの顔がそこにあった。

「ここを擦るとルチアも気持ちいいかな?」
「え……ひぁっ!?」

 その顔につい見惚れていた私は、ぐちゅりと卑猥な音をたてながら自身のソコを擦られていることに気付く。

“これって、ジルの……!”

 まるでそのまま突き立てられるような感覚と、何度も入口を擦り付けられる快感に私の肌が粟立った。

「ルチア、太股締めて?」
「ふと、もも?」
「そう。ほら、このままだと挿入っちゃいそうなくらい蕩けてるでしょ?」
「あぁんッ」

 ぐちゅんとジルのモノが引っかかり、愛芽を潰すように抉る。

“そこはダメ……っ”

 その度にバチバチと視界の奥に星が散り、溢れる愛液とジルのが絡んで甘く痺れた。

「ルチア、可愛い」
「ん、あっ、こんな……ダメ……っ、あぁっ」

 ちゅ、ちゅと啄むような口付けが落とされ、肌と肌を触れ合わせながら互いの体で快感を貪る。
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