えぇっ、殿下、本気だったんですか!?~落ちこぼ令嬢は王太子の溺愛を肉壁だと思い込んでいる~
 私が満面の笑みでそう返すと、少し笑顔が引き攣ったような殿下と目が合う。
 
 その表情の意味がわからず首を傾げた私が必死に理由を考えている時、「皆まで言うな。戦いはこれからだ」という謎の宣言がされていたことに私は気付かなかった。
< 15 / 262 >

この作品をシェア

pagetop