えぇっ、殿下、本気だったんですか!?~落ちこぼ令嬢は王太子の溺愛を肉壁だと思い込んでいる~
「ジル……っ」
「ッ、ルチア……!」
「あぁんっ」

 彼の頭を抱き寄せ胸へと押し付けると、彼の息が胸にかかりそれだけでキュンと下腹部が反応する。

「ぁ、ァア……っ」
「気持ちいい?」
「きもち、い……っ、あんっ、もっとぉ……!」

 ジルの指が敏感になった先を摘まみ、舌先で押し込まれた。

“刺激、強い……っ”

 惜しみ無く私が望むままに強い刺激を繰り返し何度も与えられると、まるで頭の奥が痺れるように思考を奪う。

「あっ、ひゃあっ」

 わざとなのか音を立てて舐められると、その音にすら感じてしまい体を捩る。
 そんな私にジルが体重をかけてベッドへと組み敷くと、動けないよう両腕を掴み固定され、またすぐにジルが愛撫を再開させた。

 指の腹で擦られ、舌で弾かれる度にビクビクと体が何度も跳ねる。

「ジル、ジル……っ」
「ん、ルチア、次はどうして欲しい?」

“次……?”
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