えぇっ、殿下、本気だったんですか!?~落ちこぼ令嬢は王太子の溺愛を肉壁だと思い込んでいる~
 ぐちゅりと粘りのある音が聞こえる。
 愛液が既に零れているのだろう。

「全部脱がすよ」

 自ら半分脱いだドレスを完全に剥ぎ取られ、下着も一気に下ろされる。
 あっという間に一糸纏わぬ姿にされるが、そんなことはもうどうでも良かった。

「早く、ジル、おねが……っ」
「あぁ」

 懇願する私に短く答えたジルの指が臀部まで垂れた愛液を掬い、なぞる。
 そしてゆっくりと指を埋めた。

「ほら、ナカでもイけるよね?」
「ひぁっ、イける、イっちゃう……!」

 イくとは何かいまいち理解していないながらも、与えられる快感のままその言葉を叫ぶ。
 私のその言葉を聞いたからか、ジルがナカを擦る指をより強くした。

「いっぱいイって、あとほら、水も飲んで」
「あ、うんんっ」

 口移しで冷たい水が飲まされ、こくんと飲み込むとまた指が音を立てて動かされる。
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