えぇっ、殿下、本気だったんですか!?~落ちこぼ令嬢は王太子の溺愛を肉壁だと思い込んでいる~
 ずっとよっていた眉間の皺が消え、彼がふわりと微笑んでくれる。
 初めて見るその笑顔に、何故だか私は泣きそうな気持ちになったのだった。
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