過去夢の少女
☆☆☆
今日はお楽しみの登校日だ。
昨日のことがあったから河村結夏が学校を休むんじゃないかと懸念していたけれど、ちゃんと登校してきた。
昨日、写真をとって脅しておいて正解だった。
河村結夏は教室へ入ったきたときからずっと顔色が悪くて、私と恵を見つめた瞬間視線をそらせた。
自分の席に座っているだけなのに、その姿はなんだかすごく小さく見える。
「早く飯田が来ないから」
教室後方にある飯田の席はまだ開いている。
あいつが来ないことには楽しみがなくなってしまう。
ワクワクしながら待っていると、ホームルームが始まる10分前に飯田がようやく教室に入ってきた。
大あくびをしながら自分の席へと向かう。
「遅いっつーの」
恵がそう呟いて笑う。
だけどこれで役者は揃った。
私は席を立って河村結夏へと近づいた。
今日はお楽しみの登校日だ。
昨日のことがあったから河村結夏が学校を休むんじゃないかと懸念していたけれど、ちゃんと登校してきた。
昨日、写真をとって脅しておいて正解だった。
河村結夏は教室へ入ったきたときからずっと顔色が悪くて、私と恵を見つめた瞬間視線をそらせた。
自分の席に座っているだけなのに、その姿はなんだかすごく小さく見える。
「早く飯田が来ないから」
教室後方にある飯田の席はまだ開いている。
あいつが来ないことには楽しみがなくなってしまう。
ワクワクしながら待っていると、ホームルームが始まる10分前に飯田がようやく教室に入ってきた。
大あくびをしながら自分の席へと向かう。
「遅いっつーの」
恵がそう呟いて笑う。
だけどこれで役者は揃った。
私は席を立って河村結夏へと近づいた。