過去夢の少女
そこには日頃の鬱憤も混ざっていたかも知れない。
河村結夏に踏みつけにされたものたちはどんどん無残な姿に変化していく。
ノートは教科書はもう使い物にならないかもしれない。
「なにあれ、最低」
恵が他人事のように呟く。
「シッ。聞こえちゃうよ」
私がそう言って振り向くと恵が声を殺して笑った。
今の会話はもちろん動画用だ。
最初の方の映像をカットしても、十分な長さにはなった。
私と恵はまだ暴れ続けている河村結香を教室に放置して、ふたりでその場を離れたのだった。
河村結夏に踏みつけにされたものたちはどんどん無残な姿に変化していく。
ノートは教科書はもう使い物にならないかもしれない。
「なにあれ、最低」
恵が他人事のように呟く。
「シッ。聞こえちゃうよ」
私がそう言って振り向くと恵が声を殺して笑った。
今の会話はもちろん動画用だ。
最初の方の映像をカットしても、十分な長さにはなった。
私と恵はまだ暴れ続けている河村結香を教室に放置して、ふたりでその場を離れたのだった。