過去夢の少女
「まだなにかあるの?」
私は驚いて聞き返した。

今日はもう十分楽しんだと思っていたけれど、恵にかかればこんなの序の口みたいだ。
だけど、河村結夏は今日の噂のせいで底辺に落ちた。

ほっておいても誰かがイジメを開始するかもしれない。
「まぁ、見ててよ」

恵はまたあの含みのある笑みを浮かべて見せたのだった。
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