およめさんのにちじょう

「そんなうまくいくわけねーぞ。そもそも俺は店を継がねーから。和菓子とお茶をだして何年かはわかんねーし、しりたくもねー。でもそんなお店を俺は継がねーって決めてるし、あんたも嫁以外のことを考えろ。まだ小学生だから、今からならなんだってなれる」








 大声でそう叫んでから、理太郎様は黙ります。










 確かにお茶の稽古すらしない、理太郎様がこの家を継ぐのは難しいかもしれません。








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