総長様は溺愛も暴走する



あのミントグリーンの髪の一部を、ピンク色に染めていたのには驚いたし、何より暴走族の総長をやっているってことも、とってもびっくりした。


でも、前も悠くんにはどこか危なっかしい雰囲気があったから、なんとなく納得もしているんだ。








夢見心地のまま寮の部屋に入って、ベッドに倒れ込む。




「ゆうくん…悠くん、かぁ…」




彼の姿を、昔の姿と思い出と重ねながら頭に浮かべる。


目をつぶってしまえば、いつだって思い出せる、「ユートくん」との思い出。




私は物思いにふけりながら、ベッドに寝転がっていた。





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