総長様は溺愛も暴走する
「久しぶり、初歌!」
この美女さんが、私のお姉ちゃん―――如月舞華。
「久しぶり、お姉ちゃん。急にどうしたの?会いたいだなんて…」
「まあ、色々事情があるの。あんたにも、私にも。さ、座って。2人も。」
舞華お姉ちゃんは私に向かいのソファーを勧めて、お姉ちゃんを見て固まっている2人にもサラッと椅子を勧める。
やっぱり、舞華お姉ちゃんが綺麗だからかな?
「さて初歌。さっそく本題なんだけど…昨日暴走族の抗争場所にいたのは本当?」
「え⁉」
な、なんでお姉ちゃんにそのことが…⁉