総長様は溺愛も暴走する


「俺は初歌が好きだ」





その言葉に、悠くんの動きも止まる。


私も驚いてから、一拍置いて、顔を真っ赤にしたことを自覚した。





「あー可愛いな、初歌」





か、可愛い、って…!




どんどん真っ赤になる顔を自覚しても、止められない。







視線を集めていることを感じて、今更、ここが教室だということを思い出した。



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