10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
「この個室、付き添いで泊まれるんだって。良かったら泊まってく?」
 江夏君が指差した方向には簡易の折りたたみ式のソファーベッドがあった。

「いいの? ごめんね。迷惑掛けて」
「全然、迷惑じゃないよ。流石にあんな事があったし怖いよね」
 私は今晩は病院に泊まることにした。
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