10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
23.今の俺がダメなら変わるだけ(冬馬視点)
未来から電話が掛かって来て声が聞けるだけで嬉しかった。「気持ち悪い」「迷惑」など人から言われたのは初めてだ。全ては俺が今までして来た事を俺が初めて愛した人が判断した結論。諦めなければいけないのに、俺は未来を追い続けていた。
仕事で疲れて帰ると、マンションの前で待ち伏せしていたRINAが駆け寄って来た。一度だけ彼女と関係を持ったことを後悔する。RINAは俺に対して明らかに恋愛感情を持ってしまっている。俺は未来に恋するまで、このような女をまとわりつく面倒な蚊のように追い払っていた。自分の気持ちを拒否されて初めて自分のしてきた罪に気が付いている。
「副社長! お会いしたかったです」
RINAが俺の姿を見るなり飛びついて来る。上目遣いで俺を見つめながら、胸を擦り付けてくる彼女にため息が漏れた。
「RINA、ストレス解消に使ってごめん。本当に俺が馬鹿だった。もう仕事以外で話しかけないでくれる? 好きな女ができたんだ」
仕事で疲れて帰ると、マンションの前で待ち伏せしていたRINAが駆け寄って来た。一度だけ彼女と関係を持ったことを後悔する。RINAは俺に対して明らかに恋愛感情を持ってしまっている。俺は未来に恋するまで、このような女をまとわりつく面倒な蚊のように追い払っていた。自分の気持ちを拒否されて初めて自分のしてきた罪に気が付いている。
「副社長! お会いしたかったです」
RINAが俺の姿を見るなり飛びついて来る。上目遣いで俺を見つめながら、胸を擦り付けてくる彼女にため息が漏れた。
「RINA、ストレス解消に使ってごめん。本当に俺が馬鹿だった。もう仕事以外で話しかけないでくれる? 好きな女ができたんだ」