10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
冬馬さんは声が裏返っている上に敬語になっていた。彼をベッドに寝かせて私は跨ってマッサージを始める。前にした時は「凄い気持ちいい!」と連呼してくれたのに今は無言だ。初めての感動は無くなってしまったのかもしれない。だったら、感動してもらえるよう念入りにマッサージするだけだ。
「冬馬さん、仰向けになってください」
「う、うん」
「なんか緊張してます? リラックスしてくれて大丈夫ですよ。私、冬馬さんに気持ちよくなって欲しくてやってるんです」
「もう、誘惑しないで⋯⋯」
冬馬さんが仰向けになろうとした時に、私のバスローブの紐に引っかかた。するりと紐は解けで私の体が顕になり、思わず両手で隠し後ずさる。
「ごめん。違うんだ。わざとじゃないんだ。結婚するまでは『体の対話ではなく心の対話。キスよりとにかく対話』をモットーに頑張るから」
ワタワタしながら弁明してくる彼を見るのが楽しくなってくる。私は自分のバスローブを整えながら、冬馬さんに再び跨った。
「私も、もっと冬馬さんと話したいです。もっと貴方のことを知りたい」
「冬馬さん、仰向けになってください」
「う、うん」
「なんか緊張してます? リラックスしてくれて大丈夫ですよ。私、冬馬さんに気持ちよくなって欲しくてやってるんです」
「もう、誘惑しないで⋯⋯」
冬馬さんが仰向けになろうとした時に、私のバスローブの紐に引っかかた。するりと紐は解けで私の体が顕になり、思わず両手で隠し後ずさる。
「ごめん。違うんだ。わざとじゃないんだ。結婚するまでは『体の対話ではなく心の対話。キスよりとにかく対話』をモットーに頑張るから」
ワタワタしながら弁明してくる彼を見るのが楽しくなってくる。私は自分のバスローブを整えながら、冬馬さんに再び跨った。
「私も、もっと冬馬さんと話したいです。もっと貴方のことを知りたい」