10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
玄関が一部屋分くらいあり、私は驚いてしまった。
「お邪魔します⋯⋯」
緊張しながら中に入る。
「未来の部屋に案内するね」
冬馬さんの後をついて行くと、20畳くらいありそうなベッドと鏡台と机のある部屋に案内される。
リビングはモノクロの家具で統一されていたが、私の部屋は淡いウッド調の家具で統一されていた。
何気なくクローゼットを開けると、高級ブランドの趣味の良い服がずらっと並んでいる。
(私、いつからこんなハイセンスに? 家でいつもジャージ生活だった私が?)
スマホのカレンダーでチェックした限り、母の葬儀から3ヶ月も経っていない。
その3ヶ月で私は冬馬さんのようなセレブと交際を初め、ハイセンスなブランド服を着こなすようになっていたということだ。
「今日から、お風呂に入れるんだよね? 一緒に入る?」
「いえ、一人で入れます! 体自体は回復しているので問題ありません。お気遣いありがとうございます」
私は2ヶ月もの間意識がなかったらしいが、体自体はその間に回復していた。背中に刺し傷の跡がまだ残っていると言われても、自分では見れないので気にならない。
「お邪魔します⋯⋯」
緊張しながら中に入る。
「未来の部屋に案内するね」
冬馬さんの後をついて行くと、20畳くらいありそうなベッドと鏡台と机のある部屋に案内される。
リビングはモノクロの家具で統一されていたが、私の部屋は淡いウッド調の家具で統一されていた。
何気なくクローゼットを開けると、高級ブランドの趣味の良い服がずらっと並んでいる。
(私、いつからこんなハイセンスに? 家でいつもジャージ生活だった私が?)
スマホのカレンダーでチェックした限り、母の葬儀から3ヶ月も経っていない。
その3ヶ月で私は冬馬さんのようなセレブと交際を初め、ハイセンスなブランド服を着こなすようになっていたということだ。
「今日から、お風呂に入れるんだよね? 一緒に入る?」
「いえ、一人で入れます! 体自体は回復しているので問題ありません。お気遣いありがとうございます」
私は2ヶ月もの間意識がなかったらしいが、体自体はその間に回復していた。背中に刺し傷の跡がまだ残っていると言われても、自分では見れないので気にならない。