10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
このような時間を前にも過ごしてきたはずなのに、何も思い出せない。
食事が終わり、食器を片付けようとすると冬馬さんに手首を掴まれた。
「俺が、片付けるよ。本当に美味しかったから、お礼にそれくらいはさせて」
「えっ、でも」
「未来は先にお風呂に入ってて、久しぶりだし早く未来を抱きたいんだ」
冬馬さんの言葉に私は頭がパニック状態に陥った。
「お風呂に行って参ります!」
私はそういう事をした記憶がないが、一緒に暮らしていると言う事は彼とはそういう事を日常的にしていた関係なのだろう。
「とにかく、しっかり洗わなきゃ⋯⋯でも⋯⋯」
部屋くらい広いお風呂場で自分の体を洗いながら、このまま彼に抱かれて良いのか悩んだ。
私は彼のことを凄く素敵だと思うし、同棲していてそういう関係にあった事は理解できる。
しかし、彼への恋心を忘れている。
ホテルライクのフカフカのバスタオルで体をふく。
寝巻きも置いてあったが、スケスケのネグリジェばかりで着る勇気がない。
お風呂場から出て紙袋に入っている下着を見て固まった。
食事が終わり、食器を片付けようとすると冬馬さんに手首を掴まれた。
「俺が、片付けるよ。本当に美味しかったから、お礼にそれくらいはさせて」
「えっ、でも」
「未来は先にお風呂に入ってて、久しぶりだし早く未来を抱きたいんだ」
冬馬さんの言葉に私は頭がパニック状態に陥った。
「お風呂に行って参ります!」
私はそういう事をした記憶がないが、一緒に暮らしていると言う事は彼とはそういう事を日常的にしていた関係なのだろう。
「とにかく、しっかり洗わなきゃ⋯⋯でも⋯⋯」
部屋くらい広いお風呂場で自分の体を洗いながら、このまま彼に抱かれて良いのか悩んだ。
私は彼のことを凄く素敵だと思うし、同棲していてそういう関係にあった事は理解できる。
しかし、彼への恋心を忘れている。
ホテルライクのフカフカのバスタオルで体をふく。
寝巻きも置いてあったが、スケスケのネグリジェばかりで着る勇気がない。
お風呂場から出て紙袋に入っている下着を見て固まった。