10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
12.ふたりだけのファションショー
冬馬さんのご両親に会う日が明日に迫ってきた。
今日も私の作った夕食を彼が美味しいと言いながら食べてくれる。
「こんな美味しいロールキャベツ食べるの初めてなんだけど、キャベツに味が染み込んでて口の中で溶ける感じがする」
冬馬さんがキラキラした瞳で私の料理を褒めてくれる。
「一晩、寝かせて味を染み込ませたからキャベツがしんなりなっているだけですよ。なんの手間もかかってません」
「手間かかってるよね。昨日から俺の夕食に何を出そうか考えてくれてたって事でしょ」
彼の言葉に私は静かに頷いた。
こんな私の些細な行動を彼はよく見てくれている。
本当に優しくてかっこよくて素敵な人だ。
私は日に日に彼の事が好きになっていた。
一緒に生活をしていると、もう彼と夫婦になったような錯覚に陥りそうだ。
「冬馬さん、後でお時間あったら少し宜しいですか?」
「どうしたの? もしかして、結婚まで待たず俺に抱かれたくなっちゃった?」
とんでもない事を彼に言われて、私は首をもげそうなくらいに振った。
今日も私の作った夕食を彼が美味しいと言いながら食べてくれる。
「こんな美味しいロールキャベツ食べるの初めてなんだけど、キャベツに味が染み込んでて口の中で溶ける感じがする」
冬馬さんがキラキラした瞳で私の料理を褒めてくれる。
「一晩、寝かせて味を染み込ませたからキャベツがしんなりなっているだけですよ。なんの手間もかかってません」
「手間かかってるよね。昨日から俺の夕食に何を出そうか考えてくれてたって事でしょ」
彼の言葉に私は静かに頷いた。
こんな私の些細な行動を彼はよく見てくれている。
本当に優しくてかっこよくて素敵な人だ。
私は日に日に彼の事が好きになっていた。
一緒に生活をしていると、もう彼と夫婦になったような錯覚に陥りそうだ。
「冬馬さん、後でお時間あったら少し宜しいですか?」
「どうしたの? もしかして、結婚まで待たず俺に抱かれたくなっちゃった?」
とんでもない事を彼に言われて、私は首をもげそうなくらいに振った。