異世界で言葉が通じないなんてハードすぎます!
「おやすみ、ミサキ」
ミサキの頭を撫でるとテントを出て行くディー。
『おいおい、待て、ディー!』
『信用してるよ』
ニッコリ微笑みながら出て行くディーにルイスは溜息をついた。
何でいなくなったの?
おやすみ?
え? じゃ、二人っきり?
不安そうに見上げるミサキと目が合ったルイスは気まずそうに「おやすみ」と言うと、クルッと反対を向きミサキに背中を向けた。
あ、気を使ってくれている。
大きい背中。
それに温かい。
もうディーがいないので少し離れればいいのに、ミサキはなんとなく人恋しくて密着したまま目を閉じた。
「……寝ているね」
「……マジか」
様子を見に来たディーが笑う。
自分がいなくなったときのまま、場所も変わらず眠ったようだ。
ルイスはなぜか反対を向いているけれど。
「女の子が飲まず食わずで4日間、林の中?」
よく生きていたねと苦笑するディーに、ルイスもそうだなと頷いた。
王宮から逃げた理由は聞いていない。
レオナルドは「すれ違いがあった」と言っていたが。
「まぁ、当初の予定通り聖女様と一緒にドラゴン討伐だと思えばいいでしょ」
ディーの任務はルイスを守ること。
聖女がいれば怪我をしても生存率がグッと上がる。
悪いけれど、同行してもらうよ。
「じゃ、今度こそ本当におやすみ」
「おい、俺はこのままか?」
ルイスは「マジかよ」と呟きながら溜息をついた。
ミサキの頭を撫でるとテントを出て行くディー。
『おいおい、待て、ディー!』
『信用してるよ』
ニッコリ微笑みながら出て行くディーにルイスは溜息をついた。
何でいなくなったの?
おやすみ?
え? じゃ、二人っきり?
不安そうに見上げるミサキと目が合ったルイスは気まずそうに「おやすみ」と言うと、クルッと反対を向きミサキに背中を向けた。
あ、気を使ってくれている。
大きい背中。
それに温かい。
もうディーがいないので少し離れればいいのに、ミサキはなんとなく人恋しくて密着したまま目を閉じた。
「……寝ているね」
「……マジか」
様子を見に来たディーが笑う。
自分がいなくなったときのまま、場所も変わらず眠ったようだ。
ルイスはなぜか反対を向いているけれど。
「女の子が飲まず食わずで4日間、林の中?」
よく生きていたねと苦笑するディーに、ルイスもそうだなと頷いた。
王宮から逃げた理由は聞いていない。
レオナルドは「すれ違いがあった」と言っていたが。
「まぁ、当初の予定通り聖女様と一緒にドラゴン討伐だと思えばいいでしょ」
ディーの任務はルイスを守ること。
聖女がいれば怪我をしても生存率がグッと上がる。
悪いけれど、同行してもらうよ。
「じゃ、今度こそ本当におやすみ」
「おい、俺はこのままか?」
ルイスは「マジかよ」と呟きながら溜息をついた。