異世界で言葉が通じないなんてハードすぎます!
03. 勉強
「本、ノート」
ゆっくり順番に指を差しながら物の名前を言った後、家庭教師は最後に自分自身を指差し「マルク」と言った。
「みゃるっく?」
「マルク」
「みゃるく?」
うまく発音できないミサキにも嫌な顔をせず、年配の家庭教師は自分を指差し「マルク」と言い、次はミサキを指差した。
あ、名前を聞かれている?
「ミサキ」
「ミサキ?」
家庭教師の発音はパーフェクト。
ミサキはうんうんと頷いた。
家庭教師は部屋に控えている侍女を指差し「ナタリー」と言った。
「にゃたりー?」
ちょっと違いそうだが、侍女ナタリーは嬉しそうに微笑んでくれる。
「にゃたりー?」
「ンナタリー」
「ナタリー?」
驚いた顔の侍女ナタリー。
あぁ、聞こえている音よりも最初の音は口を閉じないと発音できないみたいだ。
少しだけコツがわかったミサキはもう一度「本」から発音を習った。
ゆっくり順番に指を差しながら物の名前を言った後、家庭教師は最後に自分自身を指差し「マルク」と言った。
「みゃるっく?」
「マルク」
「みゃるく?」
うまく発音できないミサキにも嫌な顔をせず、年配の家庭教師は自分を指差し「マルク」と言い、次はミサキを指差した。
あ、名前を聞かれている?
「ミサキ」
「ミサキ?」
家庭教師の発音はパーフェクト。
ミサキはうんうんと頷いた。
家庭教師は部屋に控えている侍女を指差し「ナタリー」と言った。
「にゃたりー?」
ちょっと違いそうだが、侍女ナタリーは嬉しそうに微笑んでくれる。
「にゃたりー?」
「ンナタリー」
「ナタリー?」
驚いた顔の侍女ナタリー。
あぁ、聞こえている音よりも最初の音は口を閉じないと発音できないみたいだ。
少しだけコツがわかったミサキはもう一度「本」から発音を習った。