異世界で言葉が通じないなんてハードすぎます!
「早っ」
可愛いとディーが笑うと、ルイスは目を伏せた。
「ルイ、どうした?」
「……こんな細いと思わなかった」
歩くのもだいぶ無理させていたと反省するルイス。
「何にも文句を言わないね、この子」
「ワンピースも装飾品も欲しがらなかった」
一応、売っている店には連れて行ったとルイスが言うとディーは驚いた顔をした。
ルイスが連れて行ったのも驚きだが、行ったのに欲しがらなかったミサキにも驚きだ。
「ノートとペン……ね」
そんなものを欲しがるのは補佐官や文官くらいだろう。
平民は文字が書けないが、この子は書けるということだ。
不思議だなぁとディーが笑う。
「おやすみルイ」
「あぁ」
ルイスもディーもベッドで眠るのは久しぶり。
今日はゆっくり眠ろうと、二人は早々に電気を消した。
深夜2時過ぎ。
小さなカタッという音で目を覚ましたディーはベッド脇に置いた剣を手に取った。
カシャンと鍵の開く音。
ゆっくりと回るノブ。
静かに開いた扉の隙間からディーは剣を突きつけた。
「ひっ!」
「静かにしてくれる? うちの可愛い子が寝ているんだ」
ディーが微笑むと、引き攣った顔で夜盗は目を泳がせた。
可愛いとディーが笑うと、ルイスは目を伏せた。
「ルイ、どうした?」
「……こんな細いと思わなかった」
歩くのもだいぶ無理させていたと反省するルイス。
「何にも文句を言わないね、この子」
「ワンピースも装飾品も欲しがらなかった」
一応、売っている店には連れて行ったとルイスが言うとディーは驚いた顔をした。
ルイスが連れて行ったのも驚きだが、行ったのに欲しがらなかったミサキにも驚きだ。
「ノートとペン……ね」
そんなものを欲しがるのは補佐官や文官くらいだろう。
平民は文字が書けないが、この子は書けるということだ。
不思議だなぁとディーが笑う。
「おやすみルイ」
「あぁ」
ルイスもディーもベッドで眠るのは久しぶり。
今日はゆっくり眠ろうと、二人は早々に電気を消した。
深夜2時過ぎ。
小さなカタッという音で目を覚ましたディーはベッド脇に置いた剣を手に取った。
カシャンと鍵の開く音。
ゆっくりと回るノブ。
静かに開いた扉の隙間からディーは剣を突きつけた。
「ひっ!」
「静かにしてくれる? うちの可愛い子が寝ているんだ」
ディーが微笑むと、引き攣った顔で夜盗は目を泳がせた。