初恋は苦くて甘いカフェオレの味


「え…もちろん!というか、私が普通は言うべきだよね。これからも今まで通り、部活でも仲良くしてくれる?って」


ほんとは結構不安があった。


なんか気まずくなって、今まで通りの関係に戻れなくなるんじゃないかって。


「私からも、これからも部活の仲間としても後輩としても、よろしくね」


「はい」


槙野くんも、同じことを思っていたらしい。


私に迷惑かけたんじゃないか、とか。


今までの仲じゃなくなったらどうしよう、とか。



< 120 / 154 >

この作品をシェア

pagetop