初恋は苦くて甘いカフェオレの味


なんか今日みたいに薄暗い雨の日は、余計に寂しい。


「ねえねえ、君傘ないの?」


どんよりした空を見上げていると、知らない男の人2人に声をかけらた。


チャラチャラしていて、なんだか絡まれたら面倒くさそうな人たち。


「あ、あの何か?」


「そんな警戒しないでよ。ほら制服も濡れてるし」


「触らないでください!」


制服の袖を、軽くつままれた。


「へえ、怒った顔も可愛いじゃん。ね、俺らと一緒に来ない?」





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