初恋は苦くて甘いカフェオレの味
及川くんに嫌われてたんじゃないって安堵と、想いが通じた嬉しさと。
色んな感情が入り混じった涙。
「なんでまた泣くんだよ」
呆れたように、でもすごく優しい顔で及川くんは笑った。
「す、すぐ止めるからしばしお待ちを…」
目をごしごしと擦っていると、腕を引かれて…
椅子から立った私は、及川くんに抱きしめられていた。
どっちのかわからないくらい、心臓のドキドキが伝わってくる。