初恋は苦くて甘いカフェオレの味
「僕が年取ったらこの店、雅と七瀬ちゃんのふたりでずっと一緒にやってもらいたいくらい」
「ま、マスター何言って…!」
マスターは小さくウィンクして、カウンターへ戻っていった。
い、今のってどういう……
「言っとくけど、死んでも離すつもりねーから」
「へっ?……っ!」
茫然とする私に、軽く触れるくらいのキスをする雅くん。
私は恥ずかしさが限界を超えて、顔がぼんっと赤くなる。