初恋は苦くて甘いカフェオレの味
「…別にいいけど」
「ほ、ほんと!?」
初めて、カウンターに入った。
いつもはお客さん側から座って見てれば狭そうだなって思ってたけど、意外とそうでもない。
「コーヒー豆入れたら、次はお湯」
及川くんに教えてもらいながらやってみるけど、及川くんみたいにスムーズになんて全く進まない。
「えっと、こう?」
お湯を傾けた時に少し勢いよく傾けすぎたのか、お湯が手に飛んだ。
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