初恋は甘いカフェオレの味


「熱っ!」


ポットを置いてぱっと手を離した。


「何してんだよ」


「あ…ごめん…あの!」


及川くんがお湯の当たった方の手をとって、火傷してないか見てる。


「とりあえず冷やせ」


「あ、うん」


お湯が飛んだのはほんとにちょっとだし、赤くもなってない。



< 84 / 107 >

この作品をシェア

pagetop