初恋は苦くて甘いカフェオレの味
やらせてもらったのにお湯飛ばすとか、ただ迷惑かけただけじゃん。何やってんだ私…
手を冷やしながら少しぼんやりしてると、後ろから及川くんが覆い被さってきた。
私の腰に手を回して、ぎゅっと力を込める。
「ど、どどどうしたの!?」
「よかったなんともなくて。まじびびった」
「お、お湯飛んだの本当に少しだし、大丈夫だよ!本当にごめんね」
「……お前、ほんと危なっかしい」
私の首元に顔をうずめる及川くん。
ち、近いって!