初恋は甘いカフェオレの味


せんな2人を見ていて、なんか胸のあたりにもやもやと重たいものが広がっていく。


なんか複雑な気分になって、私は2人から目を離した。


「七瀬、ほら行こ!」


「あ、うん!」


美花が呼んでる。


及川くんがその声にこっちを見た気がしたけど、私は振り返らずに2人のそばを逃げるように通り抜けた。



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