初恋は苦くて甘いカフェオレの味
槙野くんの後ろを少し離れてついていく。
公園はすぐそこだったし、すぐに着いた。
「…槙野くん、何か用事?」
何か相談事でもあるのかな…なんて、思ってると、前を向いていた槙野くんが振り返った。
真っ直ぐに私に向き直る。
「…先輩、前に一緒に帰った時に彼氏いないって言ってましたよね」
「…え?あ、うん…」
そういえばそんな会話もしたっけ。
でもそれがどうしたんだろう。
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