初恋は苦くて甘いカフェオレの味
私はあまりの動揺に視線が泳いじゃうけど、槙野くんはそうじゃない。
ただひたすら真っ直ぐにぶつかってくる。
初めて告白してもらって、少しだけドキドキしてる。
でも今までずっと後輩としかみてなかったし、今だって…
「…その、私…」
「すいません急に困らせること言って。返事はいますぐじゃなくていいです。少し考えてもらえませんか」
きっとすごく勇気を振り絞って言ってくれたにちがいない。
だから私もちゃんと考えて、答えたい。
「わ、わかった」