硝子の恋心、鉄の女
真戸は国会会議場の議席に腰を沈めじっと前方の演壇を見つめていた。
自分の番が来るのを待ち焦がれるように緊張感に満ちた空気が重く肩にのしかかる。
議場には静寂が張り詰めていた。
ようやく、前の議員の質疑が終わった。
いよいよ自分の番だ真戸は持ち場である演壇へ
と歩みを進めた。
演壇に立つと、真戸は事前に用意していた資料に目を通す。議長から指名を受けたので、ゆっくりと手を挙げた。
「質疑に立ちます!」
真戸の声が、静かな議場に響き渡る。
質疑が始まると、真戸は用意していた質問を投げかける。
しかし、真戸の質問をしている最中に
議場から野次が飛んできた。
野次を飛ばしたのは、党議員の西田裕也議員だった。西田議員は、真戸が質疑に立つたびに必ず野次を飛ばしてくる。
真戸は、西田議員の野次に動じることなく、淡々と質問を続けようとするが、西田議員の野次は止まらない。
真戸は、ついに質疑を中断し、涙をこらえようとする。
その時だった。内閣で厚生労働省大臣を務める白田眞理子議員が、止めに入った。
彼女は気が強くて僕が思いを寄せている女性。
「あなた、そんな言い方しなくていいじゃない。自分がされたら嫌じゃないの?真戸さんの質疑、とてもいいと思うけど、どうして文句言うのよ?理由は?」
裕也は言い返せなかった。
「どこが悪いのか、いいなさい。ないの?」
「黙れババア!」
「理由がないんだね。嫌がらせして楽しい?侮辱するのはやめなさい!」
裕也は、周りの議員からも文句を言われ
悔しそうな顔をした。
真戸は、その後も安心して質疑を続け国会会議は無事終了した。
眞理子は先に会議室から出て、厚生労働省室に戻ろうとした時だった。
裕也が眞理子にぶつかり悪びれずに言った。
「あ、おばさんいたんだ。影薄いから気づかなかったわ。」
裕也は、馬鹿にしたように笑いながら眞理子の肩を掴んだ。
眞理子は裕也の言葉を無視して行こうとするが、裕也は執拗に肩を掴み続ける。
「さっきは良くも恥をかかせてくれたな」
「自分が悪いんでしょ」
「うざいんだよお前えらそうに説教すんなよ」
眞理子は殴られそうになったけど抵抗して
裕也は壁に叩きつけられて手をねじられた。
「痛い痛い」
「殴りたいんなら殴れば」 
裕也は殴ろうとしたけど眞理子に抵抗された。 
裕也は悔しい顔して走って行った。
眞理子は行こうとすると真戸が来た。
「白田大臣さっきはありがとござました」
「いいのよあはたは何も悪くないから気にしないでね」
「はいありがとございます」
「真戸言われたんまでいいのか?悔しくないの?」
「悔しいけど気が弱いからいいかえすなんて
無理です」
「そんなんじゃいつまでも負けぱなしだぞ 強くなれ」
「はい」
「私も応援してるからね」
「ありがとうございます」
真戸は眞理子と厚生労働省の鶴見秋晴は
真戸の味方になってくれた。
真戸は眞理子と秋晴と話をしてから
眞理子と秋晴の前をあとにした。
「彼強くなるといいですね」
「なるわよ 私の認めた人だから」
「おっゃる通りでございますね」
眞理子は秋晴と厚生労働省室へとむかった。
お昼になり真戸はお昼を議員室で食べて
喉が乾いたので自動販売機のある
場所へと行きミルクティーを購入して
議員室に戻ろうとすると裕也が急に現れて 
真戸は殴られて尻もちをつきました。
真戸は無視して行こうとすると裕也から
眞理子をバカにされたので真戸は裕也胸グラをつかんだ。
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